一級建築士事務所アトリエnAtの手がける現在進行中物件の紹介とその他色々なブログ。
2006年 08月 31日 ( Thu)
はじめまして。

FC2ブログデビュー、アトリエnAtの坂井信博と申します。
横浜で建築設計事務所をしております。

某ブログサイトで8月からブログを始めたのですが、
少し使い勝手が悪かったので早々にこちら(FC2)へ引っ越してきました。

過去の分を無理矢理コピーペーストし、なんとか移動引っ越し出来ました。
ブログも建築も、使い勝手が良くないと何かと苦労しますね・・・

皆様、よろしくお願いします。


2006年 08月 25日 ( Fri)
前に登山の事を書いたのですが、途中だったのでその続きです。

地鎮祭も終わりとっても簡単な気持ちで向かった栗駒山。
お花畑と呼ばれる場所まで到着。
ここまできたら、あらかた登ったんだろうなぁ・・・と考えつつも、遠くに見える山を見てイヤな予感。

ここまでが前回です。

↓続き...
2006年 08月 24日 ( Thu)
前回の遣り方検査後、翌8/21から基礎工事のスタートとなりました。

今回はベタ基礎です。
地盤調査をした結果、地表面から1.5mまでと2mから下は、かなりの地耐力があったのですが、1.5m〜2mまでの中間層50cmが若干気になる結果でした。
以前田圃だったという事からその部分のみ軟弱層が残っているんですね。
ちなみに軟弱層下(2mより下)は岩盤との調査結果です。

『布基礎+杭』 を選択するか、『ベタ基礎のみ』 で施工するか悩みましたが施主とも相談した結果、予算的な面から後者を選択しました。
やはり杭工事を入れると金額はUPしてしまいますね。

施主であるKさんは
『沈下したらジャッキアップするから構わないよ〜』 なんて言ってましたが
大丈夫そんな事にはならないですよ〜

全体的な地耐力は出ているし、造成後数年経過しているとの事なので問題ないと判断しました。

まず根切り工事から始まります。土掘りですね。
基礎耐圧盤+捨てコン+砕石分の土を掘っていきます。『床付け』と言ったりもします。

しかしこの日も暑かったぁ・・・
東北といっても盆地なんかはかなり暑いみたいですね〜
横浜とあまり変わらないです
職人さん方、暑い中ご苦労様です。
体調を崩さないよう気を付けて下さいね。

20060901115551.jpg


こんな大きな石がゴロゴロ出てきました。
やはり表層は固そうですね〜
土というか、砕石ですね。

20060901115604.jpg


この後、写真手前に見える新しい砕石を敷き固め、捨てコンクリート打設後、
鉄筋の配筋・型枠建込、コンクリート打設となります。

次回は鉄筋の配筋検査、楽しみです
2006年 08月 23日 ( Wed)
久しぶりの更新です。

先週末から岩手へ行っていました。

今回は『遣り方』の検査です。

『遣り方』とは建物の周囲に貫板(木材)を打ち建物の正確な位置・高さ出しをすることです。
建物の配置を決定する、一番最初の重要な工事ですね。
ここで間違っていたりすると・・・とんでもないことになっちゃいます
お盆明けの8/19に検査となりました。

20060901114558.jpg


わかりづらいと思いますが下の写真の横板部分に墨が打ってあります。
これが柱芯(柱の中心線)です。

20060901114612.jpg


建設会社、現場担当者、設備業者、そして設計者の僕の立会で検査開始。
隣地境界線からの建物配置寸法確認、GL(地盤面)の確認と、特に問題なくOKです

その後施主に検査報告し、いよいよ基礎工事の着工となります。

これからが楽しみです
2006年 08月 16日 ( Wed)
地鎮祭も無事終わり、翌日さぁどうしようかなぁと考えていたところ、とある人に

『栗駒山でも登ってくればいいじゃん♪軽く運動した方がいいよ〜♪』と言われました。

栗駒山とは岩手・秋田・宮城にまたがる山です

とっても簡単そうな感じだったので即決定!!いざ須川へ。
ベースとなる須川温泉、すでに硫黄の香りが・・・

まず始めに、僕は登山の経験が皆無です。
そして今回は登山というよりは 『遊歩道的な整備された道』 を1キロも行けば到着すると考えてました。

なので、片道30分、かかっても往復1時間で戻る予定・・・

下調べはゼロ、軽く運動した方がいいよ〜♪という言葉だけでその1時間半後には須川温泉にいました。

そんな風に簡単に考えていた僕の装いは

普通のスニーカー(一応スニーカー履いていきました)
普通のTシャツ
タイトなジーンズ
片手にデジカメ
もう片手にお茶のペットボトル

ちなみに地図なんて持ってません。
携帯はすでに圏外・・・

という、なんともふざけた装いで、一人で突撃しました。

須川温泉の足湯でくつろぐ人達をよそに山へ向かうと、登山口というのがどこだかわからないながらも、

たぶんココを行くはずだ!っと突入。
しかし最初からなんだかおかしいな。
岩がゴツゴツしてるんですけど・・・

そして数分も進むと人がすれ違うのもやっとな位のうっそうとした山道に・・・
すでに整備された道、という予想は外れたかなと薄々感じつつ、さらに進入。
山道を少し行くと道が二手に分かれてる・・・地図持ってないよ・・・

う〜ん、戻りたい。。。
遭難しないかなぁ。。。
でも登るって宣言した以上は何としても登るかっ!!
たぶん30分で頂上に到着するはずだし。

後ろから来る人を待ち、その人の後を微妙な距離を保ちつつ、ついて行きました。
しかし、みんな登山者の格好(リュック背負ってスキーのストックみたいな棒を持ち、登山専用と思われる靴を履き)してるんですよね〜

こんな軽装の自分がちょっぴり恥ずかしい・・・

でも30分でしょ〜、そこまで本格的な格好しなくても大丈夫だよなぁ〜
なんて勝手に考えながら、前を行く人と微妙な距離をとりつつ、山道をついて行くと・・・

急に道が開けて、道も整備されてます!!
『お花畑』という所だそうです、花は咲いてなかったんですが。

20060901112737.jpg


ハァ〜、これを待ってたんだよね〜、これこれ!!
この整備された道だよ、これをもうちょっと進めば頂上な訳ね♪♪
時間的にもちょうどいい感じだしね〜

うっそうとした山道から解放され気分爽快、ウキウキでした。

しか〜し、目指す山頂は・・・後々に気がつくのですが、この写真の左に見える山。
あすこの頂上だったのです・・・

辛くて心細い、そしてちょっぴり人情も感じられた登山修行は・・・また次回に
2006年 08月 15日 ( Tue)
今月上旬に岩手の家(親戚の家)の地鎮祭を行いました。

ちなみに日にちですが、六曜で『赤口』。

う〜ん、どうなんだろう、大丈夫なのかな・・・と地鎮祭で検索してみると、

とある神社のHPで

『一般には、暦法による六曜の大安、友引等によって定められている場合が多いようですが、これは14世紀頃、中国から我国に伝えられたもので、特に幕末の頃、俗信暦法として民間に流行したものです。したがって大安・友引だけにこだわることはありません。要は、工事等の諸準備に合せて選ぶことが大切です。』

『地鎮祭の起源は古く持統天皇の御代(西暦690年)にはすでにこの祭の記録があり、古代より土木・建築等に伴う重要な祭りとして行われてきました』

とありました。そうだよな〜その通り!!地鎮祭の方が歴史は古いンじゃん!!

大丈夫だなと、かなり納得し日時に拘りなく関係者の集まりやすい日で決定しました。

神主さんからも日にちについて特に指摘されなかったし、うん、それほど問題ないんでしょうね〜

要は気持ちの問題です!!

そのおかげか、天気も快晴

正直かなり暑かったです。

尾頭付きの鯛、悪くならないかなぁ、なんていらぬ心配しちゃいました。

その時の写真です。
20061109103814.jpg


天気良いですね〜この天気のごとく工事も順調に進むようお祈りしました。


しかしながら、玉串奉奠を終えて列に戻る僕の隣で、姪がクスクス笑っています・・・

う〜む、何か粗相があったか・・・

『まぁいいよ、笑えばいいじゃんっ』とかブツブツは言わずに、ここは大人、冷静沈着を装いつつ、儀式は着々と進行していきました。

そして地鎮祭も無事終了。

皆様、暑い中お疲れさまでした。


しかし疑問が・・・

設計者である僕の『鎌入れの儀』が省略されました・・・

『えいっ!えいっ!えいっ!』っと気合い入れようと、前夜から頭の中で予行練習してたんですが・・・

ドキドキしながら待ってたんですが・・・意表をつかれました(笑

地鎮祭も地方によって微妙に異なるんでしょうかね〜

施主が主役なので僕省略でも全く問題はありません(笑


その後、地縄と設計GL(地盤高さ)の確認をして解散。

関係者力を合わせ、竣工まで頑張っていきましょう!!


そして何故姪に笑われたかというと・・・

注連縄(しめなわ)をくぐる際、頭が縄にぶつかったから、というだけでした。

すみません、これからは気を付けます
2006年 08月 11日 ( Fri)
都内、横浜は今日もかなりの暑さでした。夏ですね〜

今日は世田谷区役所へ。

以前知人から頼まれていた 『法第43条第1項ただし書き許可申請』 の許可がおりたとの事で受領に行ってきました。

この許可申請、今回初めて経験しました。

許可がおりるまで1ヶ月以上かかったかなぁ、なかなか長引きました。

法第43条第1項では 『建築物の敷地は建築基準法上の道路に2m以上接していなければならない』 とあるのですが、

この申請敷地は、道路と敷地(自己所有地)との間に国有地があり、直接道路に接していないんです。

ということで法律上、接道は0mです。

本来であれば建物は建てられませんね。

『ただし、その敷地の周囲に広い空地を有する建築物その他の国土交通省令で定める基準に適合する建築物で、特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては、この限りでない』

ともあります。

審査会の同意を得る事が出来れば建築してもいいよ〜ということで、同意を得る許可申請をしていました。

これがやっとおりましたので、これで通常の確認申請が出来るようになります。

ちなみにこれとは別に国有地の占用許可申請もしていました。

そしてもう一つ別の許可申請も・・・

なかなかやっかいな敷地です。

この『法第43条第1項ただし書き申請』は色々と細かい規制(隣地境界線から外壁までの有効距離など)があり、

また許可にならない場合もあるとのことなのでこのような土地の購入には慎重になった方がよいかもしれません。

道路と敷地の関係だけでなく、用途地域や高さ規制(斜線など)などなど、敷地には色々な条件がかかってきます。

希望の建物が建たないなんてな事にならないよう、土地選びは十分な説明を受けて慎重に検討しましょう

どうでもいいんですが、世田谷区役所って不便な場所にあるなぁ〜〜〜といつも思ってしまうのは、

横浜から上京する僕だけでしょうか??
2006年 08月 10日 ( Thu)
やっと『岩手の家』の紹介をはじめます。。。

まずは敷地から。
2-01.jpg


この土地は俗に言う『旗竿地(はたざおち)』です。

旗竿地とはその名の通り竿に旗がついた様な形状の土地ですね。

都内などでは敬遠される事もあるようですが(竿部分:通路部分の敷地が無駄な部分となりもったいないという考え方でしょうか・・・)

この岩手の家の敷地は約135坪あります(竿(通路)部分含む)。

これだけの面積があれば、旗竿地でも充分ですね。

逆に建築位置が道路から離れる事によって車の通る騒音なども軽減しますし、良い面も多くあると思います。

まずは敷地図を貰い、そんな事を考えながら現地を調査。

う〜ん、やっぱり広いなぁ。うらやましい


さて、どんな建物を設計しようか・・・

ちなみにこの時点では施主の要望はほぼ無く、漠然とした坪単価と大きさ(延床面積)のみ聞かされました。

『坪単価』 これって難しいですよね。

建築士でありながら、どこまでの工事費を入れるのか未だに悩みます。

照明・キッチン等を入れないで計算する方もいますし、外構工事・設計料も込みの総額で計算すると思っている方もいますし。

延床面積に入らないバルコニーも、施工面積にはなるしな〜、、、等々、ホント悩みます。

ちなみに僕の親戚(この家の施主)は後者の総額(合併浄化槽工事も込み)での考え方でした。

どなたか本当の『坪単価計算法』を知っていたら教えて下さい。


で、まず最初に聞いた予算、この場合総額ですね、正直なかなか厳しいな〜と思いました。

『厳しいな〜』 というのは、各々設計者の中での標準仕様があり、僕の標準仕様で考えると予算的にちょっと難しいかもな、と。

とはいっても、そう簡単に低価格の建材や既製品を使うことは避けたいし・・・・・

と以後の大変な作業・検討が待ちかまえている事を薄々感じながら設計に入っていきました。

いや、薄々じゃなくて厚々でした。

また、次回に続きます
2006年 08月 09日 ( Wed)
今日は旧友二人と久々に会ってきました。

二人とも一級建築士として頑張ってます。

三人の中では僕が一番年下なんです。

色々な情報を得る事が出来、とても勉強になりました。

『一級建築士』

最近なにかと話題になりますが、よからぬ事をするのは一部の人間だと思います。

多くの建築士は施主の代理人として、よりよい建築をめざし頑張っているものと信じています。

という事で(どういう事だかわかりませんが)、岩手の家の詳細はまた次回。
2006年 08月 08日 ( Tue)
さっき初記事を書いたばっかりですが、早速次の記事。

現在進行中で、このブログでも紹介していくこの物件『岩手の家』は僕の親戚の家です。

場所は岩手の家と言うとおり岩手県の内陸部・・・・・横浜に住んでる僕のところからは、かな〜〜り遠いです。

打合せなどで伺う度に『あぁ〜、いいとこだなぁ〜』と叫びたくなるような、本当に良いところです、岩手県。

数年前まで川での毛鉤釣り(フライ)を少しカジッていたからか、山や川のあるこのあたり、大好きです。

そんなこと言いながら、海に行けば『あぁ〜、海も好きだなぁ〜』と言ってしまう僕なんですが、ハハハ。

とはいっても、設計に関してはそれなりの拘りを持っています。

この物件『岩手の家』は2005年の夏頃から設計にかかり、今年(2006年)の5月頃にほぼプランが固まりました。

5月末に施工者(建設会社)へ見積依頼、それから約2ヶ月間予算調整や変更調整をして、7月末にようやく施主と建設会社とで契約(仮契約)になりました。

設計だけでなく予算調整にもかなりの時間がかかりましたが、施主・施工者とお互い納得のいく金額に落ちついたかなと思っています。

7月中旬に確認申請をして下旬に確認済証を受領しました。
本来であれば全国の物件を審査できる民間確認検査機関(都内・神奈川等で)に申請しようと思っていたのですが・・・

耐震偽装などで色々と問題になっていますよね、その影響か他の物件を申請した際に予想以上に審査が細かくなっており、役所よりも時間がかかってしまう状況でした。

以前は民間確認検査機関というと審査が早い印象だったのですが。

なのでこの住宅は、遠いので少し手間がかかりますが特定行政庁(現地市役所)に申請しました。

この『岩手の家』の規模、概要などは・・・・・次回にします
2006年 08月 08日 ( Tue)
皆様、はじめまして。

神奈川県の横浜で設計事務所をしている(といっても自宅兼事務所ですが・・・)坂井ともうします。

事務所名は一級建築士事務所 アトリエnAt(ナット)

事務所名の由来は機会があればそのうち書こうと思います。

今回、ブログに初挑戦。

現在、岩手県内で親戚の住宅を設計しており、まもなく工事着工。

この住宅を中心に紹介し、日々のど〜でもいい事などを書き綴っていきたいなと思ってます。


よろしくお願いします。